物語の設計図プロット

2008年05月26日 22:21

 小説書いてみように「物語の設計図プロット」を追加しました。

 プロット本来の意味は「あらすじ」や「筋書き」ですが、小説や脚本では作品を書く前段階、設計図のことを指します。長編小説を書く作業はよく家を建てるのに例えられます。丈夫で長持ちする家を建てたければ緻密な設計図を作りなさい、急ごしらえで工事を始めた家は壁と壁の間が隙だらけの安普請しか出来ない――そんな言い方をされます。

 私見を述べさせてもらえば、プロットのつまらない作品が実作に移ってから劇的に変化することは、九分九厘ありません。プロットは緻密に上手く立てるほど作品そのものに近付きます。ストーリーを俯瞰して一目で確認するための道具です。その段階でつまらない作品は根本的につまらないのです。

 プロット立ての時間を惜しんではいけません。プロットの成否が作品にそのまま影響してきます。不味いプロットはそれに見合った作品しか吐き出しません。

 小説の書き方に定型がないように、プロットの書き方も決まった形がありません。作者の数だけ書き方もあります。しかし最低限これだけは決めて置いたほうが良い項目は幾つかあります。
(以下省略)


 後半は一部「簡単な近代文学史」になってるので興味ない人は飛ばしても良いです。内容としては同じ自然主義文学でも世界文学と日本文学では全く別物を指しますよ、プロットを組まない書き方は日本自然主義文学の思想に近いですよ、と、そんな感じです。

にほんブログ村 小説ブログへ


コメント

  1. たろすけ(すけピン) | URL | rFJbKIhU

    現在UPしているところは、全部拝見させていただきました。

     ……もっと本を読もうっと。ww

  2. ia. | URL | -

    いつもホームページ、楽しく拝見しています(笑)
    本当に楽しんでるんですよ。
    記事が増えるのが楽しみ♪
    私も読んだ本の梗概を書いているんですが、難しいんですよね。
    文庫本の裏の梗概は200〜300字で、読み易く、また読みたくなるように書かれていますよね。
    やっぱ、プロの仕事は凄いと思います。
    「この先へ進むのに必要なもの」を読み落としていました。
    本は、書くために読むなら、書きたいジャンルの小説を多めに読んだほうが良いような気がします。
    本当は好き嫌いなく読んだほうが良いんでしょうけど。
    私はSFが苦手で、ほとんど読みません(^^;

  3. | URL | Xysd5fB2

    >たろすけさん
     短くもないのにありがとうございますw
     無理はせず楽しく沢山読んでくださいね。

    >ia.さん
     文庫本の裏は主に編集が原稿の内容を基に考えてます。腕の見せ所ですね。
     本は色んなジャンルを読んだほうが良いですよ。ミステリしか読まない人に、ミステリ狂を驚かせる作品は書けません。既に知ってることですから。
     他ジャンルの手法や知識を持って来ると新鮮に見えます。最近ではそれが進みすぎて作品のための知識か、薀蓄披露のために小説があるのか分からない作品も多いですけど。

  4. 銀蛇 | URL | 2Tva8WmY

    プロット……
    大切ですよね……
    私の次回作のは安普請面白くないもの……ではないと思ってます;
    思ってるんですよ!(何
    と、面白い、面白くないは客観的なものなので自分でわかるものでもないですよね;
    信頼できる友人からはGOサイン出てますが;

    と、言うわけで件名のとおりご挨拶に参りました。
    また休止明けにブログにてお会いできるのを楽しみに執筆に励みます。

  5. | URL | Xysd5fB2

    >銀蛇さん
     行ってしまわれるんですね;;
     10月まで長いような短いような。またお会いできる日を待っています。

  6. つる | URL | -

    こういう記事、ほんと助かります。面白いわ。

  7. ia. | URL | -

    やっぱり、いろんなジャンルを読まなくっちゃダメですね(^^;
    ただ、読書量の少ない恋愛物や時代物は、落としどころがわからなくって。
    鯨さんは、本の好き嫌いはないですか?

  8. | URL | Xysd5fB2

    >つるさん
     今回も長くなったのに最後まで付き合ってくださり、ありがとうございます。

    >ia.さん
     安っぽい愛と不幸を喚き散らして、薄っぺらな同情を引こうとする作品は苦手です。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kuzira8.blog114.fc2.com/tb.php/311-562dfe2f
この記事へのトラックバック