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[アメリカ大統領選挙] ブログ村キーワード
これまで候補者指名選挙を優位に進めてきたオバマ候補だが、最近は一時期の勢いが見られなくなっている。ペンシルベニアでの予備選を前にした自身の失言、20年来の付き合いで信仰上の父とも仰ぐライト牧師の白人敵対視発言が理由に挙げられる。 先月中旬オバマ候補は選挙資金集めに非公開のパーティーへ参加。そこで「ペンシルベニアの田舎町の人々は、失業に苦しんだ結果、社会に怒りを持つようになり、(その反動で)銃や宗教に執着するようになった」と発言したとインターネット上で話題になった。オバマ候補は事実関係を認め「言葉の選び方に誤りがあった。後悔している」と表明。さっそくヒラリー・クリントンに攻撃されていた。 ライト牧師の発言が問題になったのは3月の中旬。同牧師が9.11は人種差別に対する罰などと発言する様子がアメリカ中のテレビで流れ、オバマ氏の主張する融和政策が単なる選挙の人気取りではないかと噂されるようになった。ライト牧師の白人敵視発言は今に始まったことではない。オバマ氏が教会に通い始めた20年前には既に行われていた。 オバマ候補の基本戦略は徹底して人種差別問題を避けることにあった。過去の黒人大統領候補が人種差別を訴え黒人支持者に強くアピールしたまでは良いが、白人の敵対感情にも火を点けてしまい敗れ去った歴史に学んだのだ。他の候補者に差別問題でツッコミ入れられても、はぐらかし続けてきた。よもや味方が足を引っ張るとは。小早川に裏切られた石田三成の如き心境だろうか? しかし突然の裏切りに遭った三成と違ってオバマは牧師の思想を理解していたはずだ。なんせ20年来の付き合いなのだから。知らない方が可笑しい。 各社足並みを揃えたようにライト牧師の発言を繰り返し特集した。テレビでは牧師が口角泡を飛ばして信者に説教する姿を流し続けた。その内容たるや「エイズは白人が黒人を殺すために作った」などという、トンデモ話まで含まれている。 オバマ人気はマスコミが作り出したブームだとする向きが以前からあった。これまで選挙に興味のなかった人の間でオバマ支持を表明するのが、ちょっとしたトレンドになっている。しかしブームは一過性のものだ。いつか冷めるときが来る。――中国のバブル景気とオバマ熱がどの時点で静まるのか注目されていた。 こうなってくると俄然マケイン候補が有利になる。早々に共和党代表の座を射止めた上院議員は民主党の泥仕合を離れた場所から見物している。互いに罵り合い傷つけ合って体力と選挙資金を擦り減らすヒラリー、オバマ両候補の姿を見ながら内心笑いが止まらないだろう。充分な休養と練られた選挙プランを持って本選に臨むマケイン上院議員。ひょっとしたら共和党政権がまだ続くかもしれない。 マケイン候補が最も恐れるのは現大統領のジョージ・W・ブッシュだろう。彼がこれ以上余計なことを仕出かさないよう祈るだけである。アメリカ国民の心が共和党から離れて行かないことを。そう考えると実はマケインもオバマ同様、身内が最大の敵かもしれない。 オバマ氏に人種問題の影 親しい牧師が白人敵視の発言 オバマ氏失言「田舎、銃や宗教に執着」予備選に打撃 |
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